生活習慣病の代表的な病気の一つとして糖尿病があります。
ここでは糖尿病とはどのような病気であるかを詳しく紹介します。
糖尿病とは身体のインスリンが不足して起こる病気で、
インスリンが不足することで血糖値を下げることができなくなる病気です。
平成14年11月に厚生労働省が行った「糖尿病実態調査」の結果、
”糖尿病が強く疑われる人”は740万人になると報告されています。
これは5年前と比べて約50万人増加していることから、
糖尿病患者は増加傾向にあります。
なお、糖尿病の原因には、インスリンを作り出すβ-細胞が破壊されるインスリン依存型糖尿病と、
インスリンの作用が働かないインスリン非依存型糖尿病があります。
糖尿病の自覚症状には様々なものがあるのですが、
日本で最も多い2型糖尿病は初期段階での自覚症状はほとんどありません。
糖尿病の自覚症状があるのは、かなりの高血糖状態で、
病状が進行していることが多いといわれています。
症状としては喉の渇き、倦怠感、多尿、神経痛、多食、視力障害、知覚異常、化膿傾向などがあります。
まれに、尿や汗に存在するブドウ糖が皮膚に付着し、
そこから菌が増殖することで外陰部や皮膚にかゆみを生じることもあります。
糖尿病には三大合併症というのがあります。
三大合併症とは、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病性神経障害のことで、
糖尿病の代謝異常や高血糖の状態の違いで、発症も異なってきます。
この三大合併症を起こす原因は高血糖による血管障害と神経障害によるものが大きいです。
高血糖による血管障害には、細い血管に障害が起こるタイプと、
太い血管に障害が起こるタイプの2種類あります。
細い血管に障害が起こる糖尿病性細小血管障害では、
糖尿病性網膜症と糖尿腎症を起こしやすいです。
一方太い血管に障害が起こると動脈硬化の原因となり、
動脈硬化によって心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす可能性があります。